金庫の鍵開けの料金はどのくらい?

鍵を開ける料金

母と伯母と一緒にご飯を食べに行った。3人で行っても、喋るのはどうせ母と伯母で私は黙々とご飯を食べるだけなのだが、その日は年に一度の贅沢であるカニ道楽へ行くということでのこのこついて行ったのである。カニを剥くのに夢中になれば二人の会話を聞くこともなく、カニを堪能できるし。無類の甲殻類好きの私にとっては願ってもない話だ。

母と伯母はつい3日前も会ったらしいのだが、それでもよく話すことがあるなーと感心するくらい、ずーっと喋っている。私から聞くと同じ話を何度も繰り返しているだけなので何が楽しいのかわからないけれど。でも今日伯母は2日前に起きたばかりの新ネタを用意していたらしく、それについて意気揚々としゃべりだした。

伯母の家にある金庫をかなり久しぶりに開けようとしたら、金庫が開かなかったそうだ。暗証番号は覚えていたものの、肝心の鍵を失くしてしまい、仕方ないので鍵開けの人を呼んで開けてもらったそうだ。「金庫の鍵開けって、結構お金がかかるんじゃないの?」と母が心配すると、「そうなのよ!」と伯母の声が大きくなったので私はほじくっていたカニを思わず落としそうになった。「それが1万円もかかっちゃって!」しばらくの間二人はその金額が妥当なのかそうでないのかを散々話し合っていたが結局答えは出ないようだった。私はデザートも食べ終えて暇だったので、その金額が妥当なのかどうかを調べてあげることにした。ここは伯母に支払ってもらうし、それぐらいは恩返ししないとと思ったのである。

そして色々なサイトを見た結果…「まあ、妥当?なんじゃないかね」というと、二人はあまり面白くなさそうに沈黙になった。あれ?なんかまずいこと言った?どうやら「それぼったくりだよ」と言って欲しかったようだということに、そのとき初めて気づいたのである。

ちなみに、じつは私は個人的に、つい1ヶ月ほど前に家の鍵をなくしていたのだった。その時に、鍵を開ける業者を紹介しているサイトを見て、それなりに相場を知っていたのだ。
しかし私の場合が家の鍵、伯母の場合は金庫の鍵。やはり相場も違うだろうと思ったわけである…。そして、そしらぬフリで、「妥当なんじゃない?」と言ったのだ。

釈然としない伯母に「悪いな…」と思いつつ、「来年もまた呼んでくれるといいなあ」と、なんとも自分勝手に思ったのだった。我ながら、ひどい娘である。

しかし人生、いつ鍵開け業者にお世話になるかわからないものだ…。

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